７月１１日、最高裁で判決が出来ました。トランスジェンダー職員の方のトイレ使用制限をした対応について違憲判決。このようにトイレやお風呂に関して最近ではもく話題になっている問題ですよね。私のことをお話します。
女性として生きているとき、よく男性に間違われることも多かったのですが戸籍上女性ということもあり男性トイレを使用することに勇気が出なかったです。
かと言って女子トイレに入ろうとすると男性と間違われ声をかけられることもありましたし、ジロジロ見られることもありました。「トイレ」という場所は私にとって全く安心できる場所ではなかったのです。男女兼用トイレがあったら良かったですが、以前はどこにもなかったですよね。今だからこそコンビニエンスストアやショッピングセンター、駅などではだいたい男女兼用トイレが設置されているようになっています。ですので昔はどこのトイレも使えず家に帰るまで我慢をしていたこともあります。買い物、旅行先、観光地、どこに使いやすいトイレがあるかをリサーチなどして出かけていました。現在は戸籍も男性として生きているのでもう女子トイレは使えず、男子トイレを使用しています。特に問題なく、トラブルになることもなく使用できていますので本当に生活がしやすくなりました。これまで性別に違和感を感じて来られなかった方はあまりそのようにトイレが使いづらいことはなかなか想像出来ないことかもしれません。ですがそのことで生活しづらい人がいることを知っていただきたいと思います。決して「理解して欲しい」と言っているのではなく、誰もが当事者意識を持ち、少しでも知っていただいて寄り添える社会になって欲しいと願っています。
今回の裁判について詳しく書かれた記事はこちら
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_64ad02a3e4b0b641763940e3